Teacher's
VOICE
植木さんは講演のなかで、フェアトレード製品を「おばあちゃんの作ってくれた編み物のようなもの」と表現していました。この言葉は多くの学生の琴線に触れたようで、講演後のコメントでも「そう考えるとすっと入ってくる」と、この点に触れている学生が複数いました。植木さんの目線を通して語られるフェアトレードは、堅苦しい道徳や倫理を連想させず、感覚的に理解できる表現に消化されていました。こうした表現のように、植木さんの60分の講演はしっかりとデザインされており、受講生の心に確実に残るものとなりました(東洋大学社会学部社会文化システム学科専任講師 箕曲在弘先生)
LECTURE
東洋大学
Theme
社会学部、NGO、エシカルデザイナー。
わたしの仕事の選び方。
My work
講義(90min.)
キャリアをテーマに講義を行いました。
大学時代に学んだこと、なぜ国際協力の仕事をしようと思ったか、NGOでの仕事と現在の仕事。何を感じて考えて、これまで仕事を選び、つくってきたかをお話させていただきました。
Participants
社会学部 社会システム学科 2年生のみなさん( 約100名)
Date
2016.11.17
Client
東洋大学 社会学部 社会システム学科
Students'
VOICE
どんなものにでも、作った人の思いや背景があるので、そういう事を汲みとってデザインをしていくことは素敵だと思った。
心から心へ何かを届ける仕事って素敵だなと思いました。
今まで様々な授業の中でフェアトレードという言葉を聞き、説明を受けてきましたが、今回のお話が(私的に)一番建設的だなと思いました。
フェアトレードについては正しいから良いとか、社会に貢献できるから買うべきというようなかたイメージがありました。でもお話をきいて社会的にどう見られるかなどのは関係なくて、大切に作ってもらったものに感謝するということなのかなと思うようになりました。そういうイメージに変わったことで、フェアトレード商品が身近なものになったように感じました。
はじめはエシカルデザイナーという響きがかっこいいと思っていたけれど、実際にやっていることもかっこいいと思いました。デザインを通して心をかえていくことはすごいなあと感じました。